大学生→社会人な日々を経て・・・・・一人暮らしな日々。

学生を卒業し、社会へと進出し、一人暮らしを始めた自分の自分による自分のための記録史です

キノの旅XI

結構好きな感じの話が集まってた。
広い世界の中の圧倒的孤独な話とか、夏の開放感溢れるイメージのお話とか、命を燃やす話とか。
寂しくも世界を愛したくなる感じというか。
スポンサーサイト
  1. 2017/08/17(木) 01:01:44|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:0

キノの旅XI

結構好きな感じの話が集まってた。
広い世界の中の圧倒的孤独な話とか、夏の開放感溢れるイメージのお話とか、命を燃やす話とか。
寂しくも世界を愛したくなる感じというか。
  1. 2017/08/17(木) 01:01:43|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:0

キノの旅X


「歌姫の国」珍しく長編。普通に救いのあるお話。
「馬車は、のんびりと大地を進みました。
歌と共に、夕焼けの世界に溶けていきました。」
美しいイメージ。
  1. 2017/08/01(火) 22:09:32|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:0

『どうしよう』壇蜜

エッセイ。だらだらした文章をだらだらと読む。この人の人間性は好きだな。
『ストレスは消えない』の章で、「私には逃げたがゆえにもう二度と連絡を取れない者が数名いるし、もう二度と足を踏み入れることを許されないような場所もある。それでも構わず逃げたのだ。もう二度と繋がれなくたって、別に構わないしね。最低と言われても、死ぬよりマシだ。」という箇所が響いた。私にもそういうのがある。立つ鳥跡を濁してばっかりだった。そういう人はいくらでもいるんだ、と。
  1. 2017/07/30(日) 17:37:00|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:0

南武線の通勤イメージ

0559志村坂上…ぽつぽつ空席。この時間のこの駅でこんなに埋まってるんか…
0615板橋…埼京線。池袋、新宿の二駅で降りたけど、乗降口に近い車両だったのもあるかもだけど混んでた。ちょっとビビる。
0631新宿…中央線快速立川行き。空いてる。普通は逆だもんね。


0711立川発じゃなくて0715立川発。なるー青梅線からの乗換えだと0704中神発で0712に立川着いたら座れない。となると0659中神発かー。家出るの20分位早くなるなぁ。とりあえずこの南武線、立川ではゆったり空いてるけどどの辺りから混み出すのか。

0726分倍河原駅。京王線との乗り入れ。割と乗りだす。
府中本町。この辺りでもう座席前の列は大体埋まってる。
0745登戸。わっと増える。立ってる人と人の間のもう一列も完全にいっぱい。ドア付近はちょっと圧迫気味。

結論
まぁでも、三田線とそんな変わらんかな。
座れなかった場合に1時間ぶっ通しで立ちっぱはちょっとつらいかもだけど。

帰り
1840川崎発。普通のみ?ダイヤは10分おきくらいの感じかな?
1831がちょうど行ったばっかで次の電車の先頭列なので余裕で座れる。
大体つり革が埋まる感じ。3列目まではいかない。

結論
南武線外の景色見えるし中々良さそう。
でも川崎~立川間で乗り降りしたいかなぁ。
中神遠い、、、

番外編
武蔵野線やべえ。ガラ悪い。
座席が区切られてないから好き勝手座ってる感じ。
しんどい。
  1. 2017/07/11(火) 09:39:59|
  2. 日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

『かわいい結婚』山内マリコ

三篇収録。最初のは良かったかな。
家事ダメダメ専業主婦が家事代行サービスの経験を通じて何とか人並みの家事力を身に着けるとともにこれから一生続く同じ生活の繰り返しに軽く絶望するお話と、ある朝突然女になっていたところからそれまで馬鹿にしていた女として生きる事の大変さを身をもって体験するお話と、仲良しこよし二人がそれぞれ都会と田舎で仕事に疲れたキャリアウーマンと育児に疲れた専業主婦としての人生にため息をつくお話。
山内さんの不満(という程ではないのかもだけど)がそこはなとなく感じられる。
サクサク読めて、初期ほどのではないけれども、好き。
  1. 2017/07/03(月) 01:01:00|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

Return of Sherlock Holmes (1905)

【The Empty House】1903年10月
空家の冒険。
失踪後三年目の四月。死んだとされていたホームズがワトスンの前に再び姿を現す。よぼよぼの書物収集家から目を離し再び見るとホームズ。気絶するワトスン。“「ワトスン君、気が付いたね。いや、まったくすまなかったよ。こうまで感動するとは思わないもんだから・・・」聞き慣れたホームズの声である。私は思わず彼の腕をしっかりつかんだ。「ホームズ君!ほんとにホームズ君かい?まさか、君が生きていようとは!」―私はもう一度彼の腕にさわってみた。細いが筋ばった彼の腕が服の下に感じられた。”
ほとぼり?がさめるまで海外を漫遊している間にロンドンでモリアーティに次ぐ危険人物の犯行と思しき事件が起こっているのを知り、ベーカー街へ戻ってくる。“「―親友ワトスン君が昔通り、おなじみのいすに掛けていないのだけが物足りなかった。」”
ホームズが戻ってきたのを知った虎射ちの名手セヴァスチャン・モーラン大佐が自分の命を狙いにくるのをベーカー街の自分たちの部屋の向かいの空き家に潜んで迎えうつ。“ホームズの痩せた冷たい手が私の手首を握って、ながい廊下をぐんぐん奥へ引っ張っていった。”
ところがどっこい、大佐はホームズ達と同じ空き家から狙い射ちしようとやってくる。“―極度の静けさのなかに、私は微かな声を聞いた。それはホームズがはなはだしい興奮を押えようとして漏らしたものだった。とつぜん、彼は部屋の隅の暗い所へ、私を引きずり込んで、声を出すなとその手を私の唇におしあてた。その指は震えている。ホームズがこれほどの感動を現したのは、いまだかつてないことである。”

【The Norwood Builder】1903年11月
ノーウッドの建築技師。
かつて婚約破棄された恨みから相手の女性の息子に遺産相続の話をもちかけ自分が息子に殺されたと仕向けて復讐しようとする男。建築技師の為自宅を改造し、突き当りの廊下の壁をねつ造しその間に隠れて警察の目をやり過ごそうとするも、廊下の長さが違う事に気付いたホームズによって見破られ、火事だ!と騒ぎをおこしてあぶり出される場面が印象的。
冒頭、モリアーティがいなくなってから面白い事件がなくなったとぼやくホームズの話を聞いているワトスン。
“これを話しているのは、ホームズがロンドンへ戻って数か月後のことであるが、私はそのころ彼の乞いをいれて、医院を売り払って以前にかえり、ベーカー街で再び彼と同居の生活をしていたのである。ケンジントンの私の小さな医院を買ったのは、ヴァーナーという若い医者で、私の切り出した売値を驚くほど素直に承諾した。これは数年後になって、ふとしたことからわかったのだが、ヴァーナーがホームズの遠い親戚にあたり、金も実際に出したのはホームズであったという。”←どんだけー!てか、奥さんは・・・?
無実の罪を着せられている青年を助けるべく情報収集にでかけるも思った成果が得られずピリピリしてるホームズ。
“「―ワトスン君、食事をすませたら、いっしょに出かけてみよう。きょうは君に行ってもらって、精神的な支持をしてほしい気がする」”

【The Dancing Men】1903年12月
踊る人形。
依頼者が死んでしまう悲劇。過去を語ろうとしないアメリカ人の女性を結婚し、幸せな生活を送るも、ある日から家の周りで踊る人形の落書きがされるようになり妻の様子がおかしくなる。真実はアメリカで妻を愛するも叶わなかった凶暴な男が脅迫をしていたのだが、ある夜依頼者と撃ち合いになり、依頼者は死んでしまう。妻は自分を撃ち重体となる。沈痛にくれながらもせめて真実をと、人形の暗号文を解読し、妻が書いたと見せかけて暗号を書いて犯人におくり、やってきたところを捕まえる。
冒頭、実験に没頭していたホームズがワトスンの心境を言い当てて驚かせたあと、ネタばらしをするくだり。
“「―第五に、君の小切手帳は僕の引き出しに入っているが、一向に鍵を貸せといわないこと。―」”ワトスン・・・

【The Solitary Cyclist】1904年1月
美しき自転車乗り。
南アフリカで知り合った男が死ぬとその姪が大きな遺産を相続すると知った男二人が娘を手に入れようと画策。しかし計画は上手くいかず、一人は娘の美しさ故に本気で愛するようになる。姪がその男の屋敷で男の娘に音楽を教えるため、駅と屋敷の間を自転車で移動する。とても寂しい一本道を通る間、謎の男が後ろから一定の間隔でついてくる。(というのが依頼人である娘の相談)この男は娘を愛し、身を案じる為もう一人の男から見守るべく変装していたもの。もう一人の男が無理やり結婚をしようとするところへホームズ達が乗り込み、事件解決。
冒頭、忙しいホームズのもとへ相談にやってきた依頼人にたいして、“―生まれつき気のやさしい彼の性格として、夜遅くベーカー街を訪れてきたこの若く美しく、背の高い品位ある婦人から、補佐と助言とを懇請されてみると、話をきくのを断り切れないのである。”
いよいよ事件が起こりそうだと依頼者のもとへ向かうホームズとワトスン。
“前夜の雨がなごりなく晴れて、ハリエニシダのそちこちに群れ咲くヒースの原の田園風景は、ロンドンのこげ茶色と淡褐色と石板いろの単調さになれた目には、ひとしお美しいものであった。私はホームズとともに、朝の新鮮な空気を心ゆくまで吸い込みながら、小鳥の音楽に興じ、春のかぐわしい微風を楽しみつつ、砂交じりの広い田舎道を歩いて行った。”

【The Priory School】1904年2月
プライオリ学校。
前内閣閣僚重臣。ホールダーネス公爵の息子が学校から或る晩行方不明となる。犯人は公爵の秘書。実は彼は公爵が唯一愛した女性の息子で、女性が亡くなった後に彼を引き取って手元に置いていた。だが彼は嫉妬深く、また公爵の財産も自分のものとして疑わないために正式な幼い一人息子を追いやろうとした。
公爵屋敷のあるマクルトンで調査開始。屋敷から少し離れた小汚い旅館に閉じ込められていたのを突き止める。計画を立てた秘書は遠くへ追いやることとし、事件は無事解決となる。
゛眼をさまして、まくらもとにホームズのひょろ長い姿を認めたのは、夜のあけがたであった。もうちゃんと服を着けているばかりか、いちど出てきたのらしい。” いつも思うけど、ワトスンは自発的に起きたのか起こされたのかどっちなんだろう・・・
゛「~われわれはこの発見を警察に報らせて、気の毒な死体を処置する義務がある」「何なら僕が報告に帰ろうか?」「いいや、僕は君にいっしょにいて、助けてもらいたいのだ。~」”

【Black Peter】1904年3月
黒ピーター。

  1. 2017/07/02(日) 23:45:00|
  2. シャーロック・ホームズ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

The Hound of Baskervilles (1902)

【The Hound of Baskervilles】1901年-1902年
バスカヴィル家の犬。
四つの長編の内、唯一叙景のない長編。最大の長編と言いつつ割と読みやすく進んだ。イングランド西部(ロンドンの南西部だった・・・北部かと思ってた)のダートムーア地方・バスカヴィル家に伝わる魔犬の言い伝えのように当主が不可解な死を遂げる。真実は自信をバスカヴィル家の血筋と知り財産を相続できる立場にあると知った男が当主に獰猛な犬を仕掛けて殺したものだった。深い霧が密室のような空間を作り上げていて、物語全体に陰鬱な雰囲気を漂わせている。中盤、全編の三分の一位ホームズ不在でワトスンが活動していたのだけれど、ホームズと再会した場面は私もホッとした。
冒頭、ホームズの頭蓋骨は専門家からするとかなり立派・珍しいものらしい。頭蓋骨が欲しいと言われさすがのホームズも参った様子。
ロンドンで依頼者をつけ狙う犯人に出し抜かれるホームズ。相手が乗っていた馬車の馭者から名前はシャーロックホームズと聞いたときほどホームズが狼狽したのを見たことがないとワトスン。
ホームズが先にワトスンをダートムーアへ送り出す場面。“走りゆく列車の窓からのぞいてみると、プラットホームに突っ立って、じっと汽車を見送っているホームズの背の高い姿が、ぽつんといつまでも見えていた。”
ワトスンの日記。中々やってこないホームズに「ホームズよ、早く来てくれ。」
念願の再会シーン。“―彼はそこの石の上に腰をおろしていたが、その灰いろの眼は驚いた私の顔を見て笑っている。やせこけて汚れているが、どこまでもきびきびと元気で、きりっとしたその顔は日にやけ風にさらされた跡がみえた。それにツイードの服にハンチングというその姿は、どう見てもこの沼沢地方の旅人といったいでたちである。でも猫のように潔癖でおしゃれな彼は、それが彼の特質の一つなのだが、ベーカー街にいるときとおなじに、ここでもあごをきれいに剃り上げて、シャツもカラーもさっぱりしたのをつけていた。”
再会後、館へ帰る道すがら恐ろしい叫び声がし、「どこなんだろう?」と小さい声できくホームズ。“その声がかすかに震えていたのは、さすがの鉄の男もよほどこたえたとみえる。”
いよいよ明日、敵を捕らえるという前夜、鍵となる館の肖像画を見ながら“―珍しくも大笑いした。ホームズが声をたてて笑うのはめったにないことでもあり、それは必ず誰かへの凶兆を暗示するものだった。”←こわすぎか
事件解決後(犯人の姿は見つからなかったが、その辺りにある底なし沼に沈んだ可能性が極めて高い、というものだった)、少し時間があいて事件について詳細をホームズにきくワトスン。
“十一月も末のある霧ふかい夜であった。ホームズと私はベーカー街の例の一室で、気持ちよく燃えさかる暖炉を両方からはさんで座っていた。”
  1. 2017/07/02(日) 23:44:25|
  2. シャーロック・ホームズ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

『脳内ポインズンベリー』

普通に面白かった。
「誰を好きかじゃない!
誰と一緒に居る自分を好きかなんだ!!」
っていう脳内いちこ(西島秀俊)のフレーズにグッときた。
  1. 2017/07/02(日) 19:02:59|
  2. 映画・ドラマ・舞台
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

『バタフライ・エフェクト3』

シリーズ最終。と言っても話は繋がってない別物だけど。
2よりは面白く観られた。どうなるの!?犯人は!?って気になって一時停止する間もなかったから。
すごいブラコン。
グロがきつかった。
後味の悪い感じとか、誰かを救い為には誰かを犠牲にするとか、救いのあまり無い感じは好き。
  1. 2017/06/30(金) 22:27:06|
  2. 映画・ドラマ・舞台
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

Memoirs of Sherlock Holmes (1894)

【Silver Blaze】1892年12月
銀星号事件。
レースで素晴らしい成績を持つ名馬がある夜突然失踪し、その調教師が殺害された。真実は、金が必要だった調教師が馬を走れなくさせようと広い場所へ連れ出し脚にメスで見えないような傷をつけようとした際に警戒した馬に蹴り上げられ、その拍子に自分を刺してしまったのであった。その後付近をうろうろしていた馬を近くの厩舎の男が見つけ、取り調べに来た警察にもバレないよう馬にメイクを施し(目印であった額の白い星を隠した)欺いていたのであった。馬の行方を突き止めたホームズは依頼者にはまだ真実を告げずレース終了後馬のメイクをとり、種明かしをする場面が良かった。

【The Yellow Face】1893年2月
黄色い顔。
ホームズが失敗したが真相は明らかになった事件の一つ。(もう一つは第二の汚点事件)
「ホームズは運動のための運動はしない。誰よりも激しい肉体的労働に堪え得たし拳闘家としてはあの体重のものになら誰にも負けぬ優れた腕をもっているほどだが、目的なしの肉体運動は精力の浪費であるとして~ほとんど運動というものをやらないのである」
運動しないでそのコンディション維持って中々に非現実的ではあるけれど魅力的だよな。
「早春のある日、珍しくもホームズは私と公園を散歩するほどくつろいだ気持でいた。~二時間ばかりそのなかをぶらついたが、どちらからもほとんど口はきかなかった。心の底までふかく知り合った仲として、べつに珍しいことでもない」5時近くにベーカー街へ帰ると客が来ていたと告げられ「だから午後の散歩なんかダメなんだ」ととがめるようにワトスンをみるホームズ可愛いな。
依頼者は三十代前半の青年で、事件の内容は三年前に結婚した妻の様子がおかしいというもの。未亡人だった妻は再婚するにあたって自分に財産を全て預けたがある日その内の百ポンド(かなりの額)を欲しいと言ったり、家の近くの別荘に新しく引っ越してきた住人の家に出入りしている様子だったり(ふと見上げると二階の窓からじっと見下ろしている顔があり、その顔が残忍でぞっとするものだった)
真相は妻の子供(黄熱病で死んだと告げられていた娘)が実は生きており、依頼者に知られて別れるのが怖くて黙っていたがどうしても逢いたくて呼び寄せたというもの。ぞっとする顔は黒人の前夫の血を濃く受け継いだ娘が仮面をつけていた為。
ホームズは前夫が生きており、忌むべき病気にかかった為すてたが追いかけてきて脅してきた…といった憶測をたてていた。
真実が明るみに出た後、「ホームズは歩きながら私の袖をひいて、「ノーバリ(依頼者のいる地域)にいてももう用はなさそうだから、ロンドンへ帰ろうよ」~その夜おそく、ろうそく片手に寝室へ引込むというときになって、「ワトスン君、これからさきもし僕が、自分の力を過信したり~ひとこと僕の耳に『ノーバリ』とささやいてくれたまえ。そうしてくれれば僕は非常にありがたい」」

【The Stockbroker's Clerk】
株式仲買店員。
依頼者はホール・パイクロフトという青年。商会に勤めていたが公債の大暴落の為に大量辞職、次の職に運よくありつけそうな時に突然訪問してきた人物にもっと良い条件を提示されそちらに飛びつく。何てことはない仕事をこなしていたがある時その勤め先の上司とその勤め先を提示してきた人物が同一人物なのではという疑いを抱き(笑った時の歯の詰め物の位置が同じだった)ホームズのもとを訪れた。真実は依頼者が本来勤める予定だった商会には巨額の有価証券が保管されており、それを狙ったもの。
冒頭、ワトスンは開業したばかりで忙しくホームズとしばらく会っていなかった。「六月のある朝のこと、~玄関のベルの音につづいてホームズのやや耳ざわりなくらい甲高い声の聞こえたときは、ほんとうにびっくりした。」その後ワトスンが最近具合の悪かった事を見抜きびっくりするワトスンに説明したあと他愛もないことだなというワトスンの気持を顔いろで読み取り「ほろ苦い微笑」を浮かべるホームズのくだりが好き。

【The "Gloria Scott"】
グロリア・スコット号。
ある冬の夜、暖炉をはさんで坐っているときにホームズがワトスンに一枚の書類を手渡した。それはホームズが初めて手がけた事件の思い出だった。ホームズがカレッジにいた二年間に得た唯一の親友、ヴィクター・トリヴァ(きっかけは彼のブルテリヤがホームズのくるぶしにかみつき、見舞に度々訪れた為)に休暇中父の家へ招待され、(菩提寺の美しい並木道を通ってゆく、古風でだだっ広いレンガ建てだった)ある晩食後のブドウ酒のグラスを前に話しこんでいる時にホームズがトリヴァ老人の過去を色々推定し、驚いた老人がホームズにそれで身をたてるよう勧めた事により、ホームズの中で職業として成立し得る事を覚ったのである。
ホームズの滞在中に老人を訪ねてきた老水夫に老人はひどく恐れ、傍若無人な振る舞いに醜悪な印象を抱いたホームズは翌日ドニソープを後にする。ロンドンの下宿へ帰って実験をやりながら七週間をすごし、秋もだいぶ深くなり休暇の終わりもまぢかくなってからヴィクターからもう一度来て欲しいと電報を受け取る。あの後ある手紙(冒頭でホームズが見せた書類)を受け取った老人は具合を悪くし息を引き取ったのである。一見訳のわからない文章だが三語おきに読むと意味の通るものであった。真相は老人は若い頃銀行資金を着服し囚人としてグロリア・スコット号で護送される際に一味に誘われ囚人達で反乱を起こしたものの人を殺すには偲びなく、船から去った後に船で抵抗していた航海士との争いで船は爆発する。船を去っていた囚人達はそのまま身元を隠し別人となり金鉱で生計をたて新しい人生を送っていた時にその頃の生き残りであまり成功しなかった老水夫に脅されたというもの。水夫は別の同胞のもとへ移りその後二人とも行方しれずとなった。
おそらく同胞が水夫を殺害して逐電したのではないかと思われる。
全ては老人の告白文により明らかにななるんだけどこの文章が古文めいていて読みにくかった。ホームズの初めての事件という点をのぞいてはパッとしない印象。

【The Musgrave Ritual】
マスグレーブ家の儀式。
ある冬の夜、一緒に暖炉にあたっている時にワトスンがホームズのためこみまくった書類にたまりかねて少し整頓してはどうかと言い、渋い顔をしながら寝室へ入っていったホームズが大きなブリキの箱を持ち出してくる。そこには探偵業初期、青年時代の頃の業績が入っていた。同じカレッジにいた貴族出の少し面識のあった男が卒業後、生計をたてるのに必死なホームズの元を訪れ、マスグレーブの館のあるハールストンで起こった事件の調査を依頼する。ある夜執事がマスグレーブ家に代々伝わっていた儀式文を調べているのを見咎め、一週間後に出て行けと宣告する。三日目の朝に執事が行方をくらます。執事にすてられ気の狂った女中が池に金物や石を沈める。真相は財宝のありかを示す儀式分の謎(樫の木の上、楡の木の下北へ十歩~など)を解いたホームズが財宝の傍で女中に閉じ込められ死体と成り果てていた執事を発見する事で明らかになる。
冒頭の思索の方法や服装身だしなみは几帳面に端然としているのに日常の起居出入などがだらしないホームズを批判するワトスンのくだりが好き。

【The Reigate Squires】1893年6月
ライゲートの大地主。
大事件に帆走し過労で倒れたホームズを、かつて戦地で治療した縁のあるサリー州ライゲートに住む大佐のもとで気候のよい春の一週間を療養する間に起った事件。付近の家に泥棒が入ったと聞きソファで長くなっていたホームズが眼を光らせる場面が面白い。
一軒目は泥棒で、二軒目は殺人事件(家の馭者が銃殺された)だった為、ホームズも腰を上げざるを得なかった訳だが(ワトスンの意に反して本人は生き生きしていたが)、二軒の家は土地の権利を巡って訴訟中であった。権利を脅かされた家がもう一方の家に権利書を探すべく泥棒をし、それを自分の家の馭者に見とがめられ脅された為にその家の主人と息子とで結託して殺したのであった。
馭者を呼び出すのに書いたメモを殺した後奪うも切れ端が手の中に残っており、その筆跡を照合するためにミスを犯したフリをするホームズ。主治医でもあるワトスンは信じてまだ本調子でないと胸を痛めるシーンが何とも言えず。
メモの片割れを息子のガウンから見つけ出し事件は解決。事件自体はパッとしないが、ホームズを想うワトスンの心情がところどころにあって良かった。

【The Crooked Man】1893年7月
背の曲がった男。
ワトスンの結婚後二、三か月たった夏の夜、ホームズが突然訪ねてくる。明日列車で事件の起こったオルダーショットへ一緒に来てほしいと言う。
長年愛し合っていた夫婦がある夜言い争いをし、夫が死ぬ。鍵は内側からかかっていたが二人からも部屋の中からも出てこなかった。真相はかつて美しい軍曹の娘をめぐって二人の隊員が競っていたが、娘の愛を勝ち取っていた男がもう一人の裏切りにあい、敵にとらえられ死んだとされていた。娘はもう一人と結婚し長い間共に生活していたがその夜外出から帰る途中で亡き者と思っていたその人に偶然再会し、真実を知る。かつて美しかったその人は長年にわたる奴隷生活と拷問で背中がひどく曲がり、ひどい様になっていた。帰って夫に問いただし口論をしているさなかその人が耐え切れず外からその部屋に飛び込み、その人を見た瞬間に夫は卒中で死んだ。思わず鍵をポケットに入れそのまま来た窓から外へ逃げる。その人から全て聞いたホームズは警察には何も告げず、オルダーショットを去る。

【The Resident Patient】1893年8月
入院患者。
十月のうっとうしい雨の日、気分転換に散歩に出かけるホームズとワトスン。
“細かいところに目のとどく鋭い観察と、ふかい含蓄のあるホームズの話しぶりは私を喜ばせ、すこしも飽きさせなかった。”
依頼者はワトスンの同業の医者。大学出の医者は成功するためにまずは開業費を稼ごうと下積みを何年もかける。しかしそこへブレッシントンと名乗る男からの棚ぼた話。その男は遊び金があるため環境を整える費用は向こうもち、来る患者を診察するだけ、収入の1/4が手に入るというもの。男は心臓が弱いため医者の監督が必要だという。
とある日、来訪した患者の容態が変わり、その場にない薬を取りに離れ戻ってみると患者はいない。付き添いの息子もいない。外出していたブレッシントンが戻り部屋に誰か入ったと騒ぐ。
真実は銀行強盗をした一味の一人(ブレッシントン)が仲間を売り、出所した仲間が裏切者の居場所を見つけ報復したというもの。報復した後の一味は警察の手にかからなかったが、難破船の乗客にいたと推測されている。

(ホームズに真実を離さなかったブレッシントンに対し、明日何か知らせがあるだろうという予言に対して)
“ホームズの予言は的中した。(中略)翌朝の七時半、やっと白みかけた朝の光りのなかに、ガウン姿のホームズが、まくらもとに立っているのを私は発見したのである。”

【The Greek Interpreter】1893年9月
ギリシャ語通訳。
シャーロックの兄・マイクロフト登場!(七つ年上)
冒頭、ワトスンのホームズ語りが面白い。(ニュアンス)ホームズが親族関係や少年時代の事を話した事がないから非常すぎる、彼は身よりのない孤児なんだろうと思ってたからある日兄弟の事を話し始めてびっくりした、的な。
ある夏のこと、午後のお茶のあとでとりとめのない話をする二人。
君の才能や推理力は少年時代の訓練のたまものだねというワトスンに対し、先祖は代々いなかの大地主だった、この性向は祖母から受け継いだものらしい、フランス人画家の妹にあたるんだが、芸術家の血統はいろんな変わった人物をつくりだすものだ、兄弟のマイクロフトは僕より多くその特性をもっているものというホームズ。
依頼者はマイクロフトの上の階に住んでいるギリシャ語通訳者。ある夜馬車で連れていかれた家で監禁されている様子の男の通訳をする。二人しかギリシャ語を解する者がいない為、思い切って指示された文章の後に自分の質問をつけたし、状況を把握する点が印象深い。事件は妹の財産目当てに兄に書類に署名させようとするも拒む兄に制裁を加え、ホームズ達が乗り込んだ際には妹を連れて逃げ去っていた。数か月後、男たちが死んだ海外記事があり、妹が兄の報復をしたと思われる。
「シャーロック」「兄さん」呼びとか、ニコニコ兄と話すシャーロック萌え。兄と分かれてワトスンと歩いてベーカー街に戻ると部屋に兄がいてぎくりとするホームズ。(馬車で先回りしていた)いよいよ家に乗り込む際にしれっと窓の鍵をあけるホームズの手際の良さ。階段をまっさきに駆け上がる弟に肥ったからだで懸命に続く兄。色々と新鮮な短編だった。

【The Naval Treaty】1893年10・11月
海軍条約文書事件。
依頼者はワトスンの学生時代の友人。外務省に勤めており、国家に関わる重要な文書の写しを頼まれ、その仕事中席を外した合間に文書が消え去る。文書のあった事務室から小使室まで廊下でつながっており、その廊下の途中から裏口に続く廊下がのびている図は覚えてる。犯人は婚約者の兄で事件当日たまたま不在時に文書を目にし、盗んで自室に隠していたが体調を崩した依頼者に部屋をあけ渡したため文書を持ち出せず、真相に気付いたホームズが夜中忍んで格闘の末取り戻す。
翌朝ベーカー街で待つワトスンと依頼者のもとに帰ったホームズが朝食をとろうと、皿の蓋を取ったら文書があるというお茶目な演出が印象的。
捜査を続けようというとき、ワトスンが「自分の(医者の)仕事は・・・」といいかけると不機嫌になり、「暇な季節だから大丈夫」と続けるとたちまち機嫌をなおすホームズがかわいい。

【The Final Problem】1893年12月
最後の事件。
ドイルがシリーズを終わらせるべく犯罪王モリアーティ教授というキャラを登場させ、相打ちにしてホームズを死なすお話。
相手をとらえる段取りを全て済ませ、しばらくロンドンをワトスンと共に離れ旅に出る道中、ライヘンバッハの滝に立ち寄る。宿から急病人の知らせでワトスンだけ引き返し、それきりとなった。
“もし社会がモリアーティ教授の毒手から解放されさえするならば、自分はよろこんで一身をささげてもよいのだ”と繰り返しワトスンに語るホームズのこのフレーズは、コナンの映画にも出てきてたよな。
  1. 2017/06/30(金) 13:26:00|
  2. シャーロック・ホームズ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

Adventures of Sherlock Holmes (1892)

【A Scandal in Bohemia】1891年7月
ボヘミアの醜聞。
ホームズにとって特別な存在である女性(但し恋愛ではない)となったアイリーン・アドラー。ボヘミア国王とのスキャンダル写真と取り返そうとするホームズの作戦を見抜き巧みな変装をし、先手を打って逃げおおせる。アイリーンは結婚し写真は世に出さないとの事で万事治まる。
これ依頼ホームズの女性蔑視発言が無くなる。

【The Red-Headed League】1891年8月
赤毛連盟。
赤毛の人を集め大英百科事典をAの索引から書き写す仕事に破格の給料。裏は赤毛の依頼人の地下から大金を補完していた銀行の地下室へと続くトンネルを作るため、依頼人を家から出す必要があったというもの。

【A Case of Identity】1891年9月
花婿失踪事件。
花婿が教会へ向かう馬車から忽然と姿を消す。真実は母の再婚相手の義理の父親が娘の財産を取られたくない余り婚約相手に変装し他の男と結婚せぬようだまくらかしたというもの。社会的制裁を加えられず、ホームズも依頼者の娘に真実を話さなかった等の点からスッキリしない感覚の残る事件。冒頭のホームズがワトスンに語りかける「たとえば今二人が手に手をとってあの窓からぬけだし、この大都会の上空を飛行しえたとしたら小説なんか及ばない色んな出来事が起こっている」という台詞が好き。

【The Boscombe Valley Mystery】1891年10月
ボスコム谷の惨劇。
ボスコム沼のほとりで男が殺され、息子が容疑者。真実は現在地主となっておりかつてオーストラリアの金鉱地方の仲間が悪魔の化身のような被害者の脅しに耐えられず殺害したというものだった。犯人は残り僅かな命であった為ホームズは不問とした。犯人の娘と容疑者とされた息子は両親達のそんな暗い陰など知らず結婚し幸せな生活を送ろうとしている。

【The Five Orange Pips】1891年11月
五個のオレンジのたね。
依頼者の叔父が手紙を受け取り中には五個のオレンジの種が入っていた。ひどく怯えた叔父は謎の事故死を遂げ、屋敷を継いだ父親も同様にして亡くなる。依頼者も同じ手紙を受け取り、ホームズの元へ相談に来た帰りに死んでしまう。何が何でもこの種を送りつけてきた組織『K.K.K』を捕まえて仇を討とうと手を回し、同じように手紙を送りつけたものの、組織の船がたまたま嵐にあいホームズの手紙を受け取る事もなくそのまま沈没し終わるというスッキリしない事件。冒頭、嵐の中の訪問者が現れた際に君の友達だろうね?ときくホームズに対し僕は君のほかに友達は一人もいないよと答えるやり取りが好き。

【The Man with the Twisted Lip】1891年12月
唇のねじれた男。
ワトスンの妻を頼って現れた婦人の旦那さんがアヘン窟に行ったきり帰ってこない為、アヘン窟へ探しに行くワトスン。そこでアヘン中毒の老人に変装したホームズに出会い、そのまま事件の調査を手伝う。依頼人の夫人が街へ小包を受け取りに行った際にビルの三階からこっちを見ている夫を見つける。尋常じゃない夫の様子に急いで三階まで上がったもののそこには汚らしいいざりがいるだけで夫の姿がどこにもない、というもの。真面目に働くよりもいざりになった方が遥かに多く稼げる事に味をしめた夫がいざりに見事に変装していた。ホームズとワトスンとで留置所に出掛けて行き、自宅の風呂場から持参したスポンジでいざりの顔をぬぐうと夫の顔が出てくるシーンが面白い。
冒頭のアヘン窟でホームズとワトスンが出くわした辺りの会話が好き。付き合って欲しいという要求を断定的に言ってくるホームズに嬉々として逆らおうともしないワトスン。「信頼できる親友は、つねに役にたつものだ。まして君は記録係じゃないか。それに『杉の家』で僕のあてがわれている部屋は、都合のいいことにベッドが二つある」

【The Adventure of the Blue Carbuncle】1892年1月
青いガーネット。
1891年12月?クリスマスの二日後の朝、お祝いを言いにホームズの元を訪れるワトスン。知り合いの守衛のピータースンが喧嘩を止めようとした結果拾った鵞鳥(ガチョウ)の胃の中から捜索願の出ていた伯爵夫人の青いガーネットが出てきた。どういう経緯でそうなったのか、宝石の出所を辿ってゆく。悪事を企んだ夫人の小間使いと、夫人が宿泊していたホテルのボーイが宝石を盗み出し、見つからないように宝石を鵞鳥に飲み込ませて運ぼうとしたが鵞鳥が入れ替わり、失敗したというもの。すっかり懲りている様子のボーイに、クリスマスという事もあり警察には届けないとしたホームズ。
ピータースンが鵞鳥のえぶくろから青いガーネットが出てきたのを伝えるために慌てて飛び込んできた際の「え、鵞鳥がどうした?生きかえって台所の窓から飛んでったとでもいうのかい?」とボケるホームズの台詞が好き。

【The Adventure of the Speckled Band】1892年2月
まだらの紐。
1884年4月初旬。遺産を持つ姉妹2人がインドで医者をやっていて亡き母と結婚した継父・ロイロット博士と古い館に住んでおり、ある夜姉が部屋で悲鳴を上げ、「まだらの紐が」と言い残して死ぬ。妹の部屋が修繕の為姉の部屋に移ったところ、奇妙な口笛のような音を聞いて恐ろしくなり、ホームズに相談に来る。姉妹が結婚を控え、遺産が減るのを防ぐためインドから毒蛇を取り寄せて夜毎部屋の通風孔から呼び紐をつたって噛みつかせて姉を殺し、妹も殺そうとしていた。ホームズとワトスンが真っ暗闇の中その部屋に潜んで、ホームズが蛇をたたいて追い返し、蛇は飼い主であるロイロットを噛んで死に至らしめた。世にも恐ろしい悲鳴がした後、ホームズとワトスンがロイロットの部屋に飛び込んだシーン(椅子に腰かけ天井を睨みつけた博士の頭に巻きついた蛇)は最も有名だと思われ。
―『ある朝ふと目をさましてみると、シャーロック・ホームズがちゃんと服をつけて枕もとにつっ立っている。いつもは朝寝坊の彼が、マントルピースの置時計を見ればまだ七時十五分すぎたばかりなのにと私は少々驚き、眼をぱちくりやりながら、彼を見上げた。いや、規則正しい生活が好きな私のことだから、少々ふくれ面をしていたかもしれない。』
ロイロット博士が依頼者が出て行った後で部屋に飛び込んできた後
―「~お前はおせっかい者のホームズじゃないか!」ホームズは微笑をもって報いた。
「ホームズの出しゃばり屋め!」ホームズはいよいよ相好をくずした。
「警視庁の小役人のくせに、何事じゃ!」ホームズはとうとうふきだしてしまった。
脅しの為に部屋にあった火掻棒を曲げて出て行った後でぐいと元通り真っ直ぐにもどすシーン。
依頼者の屋敷があるレザーヘッドへ向かおうという時のホームズの「ピストルと歯ブラシだけ用意してゆけば、たいてい間に合うだろう」に笑った。
―『申し分のない上天気で、陽はうららかに照りわたり、空にはふわふわした羊の毛のようなうすい雲が二つ三つ、遠近(おちこち)の樹々や路傍の生垣も春を告げる新緑の若葉がもえいでて、空気は好ましい土の香にみちている。この希望にみちた楽しい春の象徴と、そのためにこそいま馬車を駆っている私たちの奇怪な運命とは、すくなくとも私にとっては異様に感じられる対照であった。』
屋敷が見える宿で夜を待つ間
―「ねえワトスン君」迫りくる夕闇のなかでホームズが話しかけた。「今晩君を引っぱりだしてもいいものか、僕は少々ためらっているんだよ。みすみす危険のあるのがわかっているんだからね」「僕がいたって助けにならないのかい?」「そりゃあ、どんなに助かるか知れやしない」「じゃどんなことをしたって、僕は行くよ」「そうかい。感謝するよ」
依頼者の部屋へ向かう途中、屋敷の周りの茂みから博士が放し飼いにしている狒々が飛び出してくる
―「おやっ、見たかい?」私は息をころした。ホームズもちょっと驚いたらしい。内心の動揺にぎゅっと強く私の手首を握りしめたが、すぐに低い声で笑いをもらし、私の耳に口をよせていった。「あれはかわいい家族の一員、狒々なんだよ」

【The Adventure of the Engineer's Thumb】1892年3月
技師の親指。
1889年夏(ワトスン結婚後まもない頃)。ある朝医者であるワトスンの元に訪れた技師は親指を失っていた。開業したばかりで仕事もなかった技師の元に、圧搾機の不調を見てほしいと訪れたスターク大佐と名乗るひどく用心深く疑り深い人物。見てみると明らかに説明とは違う用途で使われる(贋金を作る)装置であった事をほのめかしたために激情した大佐に圧搾機に閉じ込められ圧死させられそうになる。かろうじて隙間を見つけ抜け出し、家にいた美しいがひどく怯えている異国の女に引かれ窓から飛び降りる際に大佐の持つ肉切り包丁で親指を切り落とされた。そのまま気を失い翌朝パデイントン駅の近くで目を覚まし、そのままワトスンがよくしていた駅員に連れられワトスンを訪ねてきた、というもの。ホームズに話し、警察を連れてパディントンへ向かったところ、付近で火事が。技師が圧搾機の中に置いていたランプがつぶれ発火したもの。犯人達はもうとっくに逃げていると思われ、捕まえる事は叶わず。桁外れの報酬に釣られ、親指を失くしたと嘆く技師にかわりに「経験」を得たとホームズ。
ワトスンと技師がホームズを訪ねた際
『ホームズは私の思ったとおりガウン姿でタイムズの尋ね人欄に目をとおしながら、食前のパイプをくわえて居間のなかを歩きまわっていた。このパイプには前の日に吸ったパイプ煙草の滓を集めて、ていねいに乾かし、マントルピースの隅においてあるのが詰めてあるのだ。』っていう記述があるんだけど、マメ(?)なのかこの時代の人達はそういう習慣があるのかと、気になった。

【The Adventure of the Noble Bachelor】1892年4月
消えた花嫁。
ワトスン結婚二、三週間前の頃。秋。イギリス公爵の男性とアメリカ人の令嬢との結婚式の直後に花嫁が姿を消した。アメリカにいた頃結婚したがその後事故で亡くなったとされていた相手が式に参列していたのに気付いた花嫁が一緒に逃げたのである。残った手がかりから二人の居場所をつきとめたホームズが公爵と二人をベーカー街の自室へ呼び、冷たい夜食(御馳走)を振る舞うも公爵は苦り切った様子で辞退する。そんな公爵の態度を寛大ではないというワトスンに対して微笑を浮かべながら「君だってそうなるだろうよ~」と言うホームズ。式の当日の朝に公爵が以前付き合っていた女性と令嬢の夫が同じHNだったり混乱させるような些末な情報があったり、あまり印象に残らない短編だった。
―「こんな面倒な質問をやらされたんだから、ウィスキー・ソーダと葉巻でもやらなくちゃ引き合わないよ。」
最後の台詞が好き。
―「~ちょっと椅子をよせてそのヴァイオリンをとってくれないか。われわれにのこされた問題は、このもの寂しい秋の夜をいかにしてすごすべきかにあるんだ」

【The Adventure of the Beryl Coronet】1892年5月
エメラルドの王冠事件。
からりと晴れた二月のある朝。窓のところに立って「頭がおかしいのがやってくるよ~」とワトスン。
―ホームズは肘掛椅子からのっそり立ってきて、ガウンのポケットに両手を突っ込んだまま、私の肩ごしに見下ろした。
大手銀行の頭取が国の最も尊い身分の方より預かった緑柱石(ベリル)の宝冠を注意深く自宅の自室の鍵付き箪笥の中にしまっておいたものが金を打診してきたが断った息子によって盗まれそうになる。夜中目が覚めた時ひん曲がって宝石が三つ取れた宝冠を持った息子がそこにいたのだ。真実は頭取の姪が息子の悪友に惚れた挙句宝冠を持ち出したのだった。姪を愛していた息子は姪をかばおうと口にしなかった真実であった。悪友によって売られた宝石を買い戻したホームズ。悪友の犯行を暴く為浮浪者に変装して(悪友の屋敷へ行って召使から靴を貰って足跡を確認した)出て来く際の描写が好き。
―彼は食器戸棚の上で牛肉の大きな塊りからうすく一辺切りとって、輪切りのパンの間にはさみ、その粗末なサンドイッチの弁当をポケットへねじこんで、捜査の遠征にと出かけていった。―

【The Adventure of the Copper Beeches】1892年6月
ブナ屋敷の秘密。
女性の家庭教師が新しい勤め口を見つけたものの、破格の報酬で条件として髪を切れといったり怪しいので不安になり、相談してきた。真実は屋敷の主人が、娘が結婚しその遺産が自由に出来なくなるのを惜しんで娘を“座敷牢”に閉じ込め、その身代わりとして娘に瓜二つな依頼者を利用し屋敷の外から様子を伺っていた婚約者に諦めさせようとしていたというもの。
―(冒頭、依頼者からの便りを読む前の二人のやりとり)「君の過っている点といえば、おそらく」とホームズはまっ赤になった燃殻を一つ火箸でつまみあげて、ながい桜のパイプに火をうつした。黙想をやめて議論でもしようという気持ちになったとき、いつも彼は陶製のパイプをやめてこの桜にするのが例なのである。―
―春まだ浅くうそ寒い朝のこと、私たちは朝食のあとをベーカー街のおなじみの部屋で、ちょろちょろ燃える楽しい暖炉を両側からはさんで、静かにすわっていたのである。街上には濃い霧がたちこめて、家なみを暗い茶いろ一色にとじこめ、向いがわの家々の窓は黄いろに渦まく霧をとおして、形もさだかならぬぼんやりした黒い汚斑(しみ)に見えた。部屋にはガス灯がつけてあったが、食卓がまだ片づけてないので白いテーブル・クロスに照りはえ、皿や金ものをちかちかと光らせていた。―
ある晩遅く依頼者から電報がまいこみ、化学実験に没頭していたホームズは翌朝もそのままの状態で起きてきたワトスンに電報を読んだ後投げてよこし、ワトスンが目を通すとちらっと見上げて「君、いっしょに行ってくれるか?」「ぜひ行きたいねえ」「じゃ早く調べてくれないか」と列車の時刻表を調べさせるやり取り。
―(依頼者の待つウィンチェスターへ向かう列車にて)うららかな春で、うす青い空には白い綿のような雲がいくつか、静かに東へと流れている。太陽は輝かしく照りわたっているが、空気にはえもいわれぬ気持のよい冷たさがあり、それが人の気力をひき締める作用をなした。オルダーショットをめぐるはるかな丘陵をあたりまで、田園いったいは赤や鼠いろの農家の屋根が、新緑のあいだから見え隠れしている。―

  1. 2017/06/30(金) 13:20:00|
  2. シャーロック・ホームズ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

【Sign of Four】1890年2月

四つの署名。
冒頭にホームズのコカイン注射とそれにイライラするワトスンの描写有。
昔インドの栽培地で起こったアグラの財宝を巡る争いによる殺人事件。隠された財宝を分けようと決めていた四人の囚人の署名と後にそれを横領した少佐。犯人を追うテムズ河の追跡劇。依頼人の女性と事件解決後にワトスン結婚。結婚の報告を聞いて悲しげにうめいて「おめでとうとは言わないよ」とホームズ。
「恋愛は感情的なものだからね。判断を狂わされると困るから、僕は一生結婚はしないよ」とコカインの瓶に手を伸ばす。
  1. 2017/06/30(金) 13:19:51|
  2. シャーロック・ホームズ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

【The Study in Scarlet】1887年

緋色の研究。
ホームズとワトスン出会いの事件。空き家で殺人事件があり、その壁には『RACHE』(ドイツ語で復讐という意味)と真っ赤な血で書かれていた。ホームズが鮮やかな手つきで犯人の手に手錠をかける前半パートと犯人の動機を描く昔の話の後半パートに分かれている。
北アメリカ大陸の不毛地帯で行き倒れになりそうだった老人と幼い少女は移動中のモルモン教徒に命を救われる。モルモン教は非常に信仰が強く閉鎖的であり、幼い少女が美しく成長し悲劇へと向かっていく。悲しい復讐劇。
ホームズのやり方を褒めるワトスンの言葉に喜んで顔を赤くするホームズ。彼は自分の探偵術について褒められると、まるで美貌を讃えられた女性のように敏感に反応するらしい。

  1. 2017/06/30(金) 13:19:00|
  2. シャーロック・ホームズ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

『アオハライド』

東出君26歳かな?確かに男子高校生には見えない。でも期待に違わずめちゃめちゃカッコイイ。
本田翼の演技初めて見たけど上手くないwでも可愛い。
新川優愛もGOOD。
高畑充希は演技うまいなあ。
一緒に朝焼けを見るっていいなあ。
ちょっとホロリときてしまった。
  1. 2017/06/25(日) 23:23:57|
  2. 映画・ドラマ・舞台
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

『バタフライ・エフェクト2』

1のベースは組んでるけど薄い感は否めない。
主人公がイケメン、ヒロインが美人なのはGOOD。
ヒロインスタイル良すぎやろ!!細いのに何であんな胸あるん。ちゃんと鍛えてそうな背中もGOOD。
結局主人公が死ぬ事でしか丸く収まらないのかな。
  1. 2017/06/25(日) 21:15:23|
  2. 映画・ドラマ・舞台
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

『悪の法則』

キャメロンディアス、ペネロペクルス、ブラピ・・・超豪華俳優陣。
一回観ただけじゃ分からない・・・会話も何を言ってるのか・・・で?っていう。
解説読んで何となくつかんでくる感じ。繰り返し観る内に染み込んでくるタイプ。
とりあえずむごい。ピアノ線?を仕掛けてるシーンとかどうなるか分かるからやめてーーーっていう。
あとペネロペのスナッフフィルム・・・。映像にはなってないけどどういう内容なのか聞いているから想像だけで恐ろしい。映像にせずともの恐怖は高等テクニック。
ペネロペやブラピがそんな酷い目にあうか・・っていう衝撃はなかなか。
キャメロンがすごい。画面の吸引力すごい。車の上で180度開脚。自分も出来るようになりたい。(開脚の話)
キャメロンとペネロペが素晴らしかったのでオッケー。
  1. 2017/06/24(土) 17:55:40|
  2. 映画・ドラマ・舞台
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

『マディソン郡の橋』

原作好きでずっと気になってたけどやっと観られた。
95年か・・・もっと古く感じるけど。あ、昔の回想だからかな?
良かった・・・!!限りなく忠実に再現してくれてるクリントイーストウッド監督。
メリルストリープ美しいなあ。幸せだけどどこか満たされていない田舎主婦のたそがれが冒頭のワンシーンだけで見事にあらわされてる。
「いい歳した大人の男女がうっかり恋愛しちゃった」シリーズ好きだわ。
私も暑い昼下がりにこんな田舎で良いなと思う男性と冷えたビール飲みたいわ。
夕食前に汗を流そうとバスタブに浸かりながらビールのグラスを飲むシーンが好き。
彼が使った後の浴槽で、階下に彼の気配を感じながら、今宵の事に思いを馳せる・・・


  1. 2017/06/24(土) 17:45:00|
  2. 映画・ドラマ・舞台
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

『美女と野獣』

中々良かった。エマワトソンだから観れた。
美女と野獣ってこんな話だったか~。
歌の多かった前半は眠気催したけどラストの方、薔薇の花びらが散って燭台やティーポットに変身させられてた召使い達が眠りについてからの元通り!はハッピー感すごい。
王子より野獣の方が良かった。
  1. 2017/06/21(水) 21:50:41|
  2. 映画・ドラマ・舞台
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

『クリーピー 偽りの隣人』

酷かった…久々に早く終われと思う作品だった。
生理的嫌悪感。
まぁでも俳優陣の演技は凄い。
違和感のある演技もワザとっぽいし。
でも原作と全然違うし、
「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です」のフレーズのインパクトだけだな。
  1. 2017/06/21(水) 21:46:22|
  2. 映画・ドラマ・舞台
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

『クリーピー』前川裕

先の展開が全然読めず、面白く読めた。こういうエンタメ小説好き。
ただ映画版のカバーがついてて隣人の西野が香川照之ってイメージが先についてしまったのが宜しくなかったかも。
結構えげつない箇所もあった。(母親の脚を生きたまま少しずつ切り刻む、とか…)
リアリテイの無い点もあったりしたけどもそれはそれとして。
とりあえず中途半端な一軒家には住みたくないなぁ…
  1. 2017/06/21(水) 21:40:07|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:0

好きな映画

プラダを着た悪魔
しあわせのパン
クローズドノート
タイタニック
リトル・フォレスト
コメット
ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール
海街ダイアリー
グランド・ブダペスト・ホテル

  1. 2017/06/18(日) 17:33:59|
  2. 好き
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』

あまり中身はないけどスタイリッシュで好きな雰囲気。ミュージカル。
主人公のイブが可愛い。ブラウンボブでヘアアレンジや小物使いが可愛い。参考にしたい。
無造作な一つくくりがso cute. 頬骨の関係で時々おばさんに見えるけど。
Gジャンコーデも良い。
男の草食系極まってる感じはしんどい。無理。
時々ある雨降りの明け方みたいな青みがかった映像が好き。
後半の金髪似合う・・・!!金髪が似合う顔なんだな。
主演エミリー・ブラウニングの魅力とファッション・インテリアセンスとかで惹きつけられる作品。
点と点が交差して終わるハッピーエンドじゃなくて、交差してまたそれぞれの方向へと向かっていく感じも良い。
たまに見返したい感じ。好き。
  1. 2017/06/18(日) 17:25:24|
  2. 映画・ドラマ・舞台
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

『ピンクとグレー』

映画版。「開始62分の衝撃」っていう煽りを受けてみたから、想像通りというか、衝撃はなかった。
しかし中島裕翔はかっこいいな・・・!ああいう昭和顔好きなのかな。
そしてドラマ「デート」の時も思ったけど演技も良い。強烈演技派菅田将暉に負けてない。
菅田将暉と夏帆の怪演すごかったな・・・夏帆と裕翔のベッドシーンとか・・・
結構原作と違うし、あくまで原作オマージュの別作品として観た方が良いかも。
まぁ劇場に足を運ぶ人は99%加藤シゲアキの原作を読んでると想定すると、そのままじゃあうん・・・てなるのも想像できるしな。そういう意味ではこれくらい違う方が新鮮に見られたのかも。
予算が少なかった??脇役のクオリティが・・・wもうちょっと名の知れた俳優さん使えなかったのかとw他の人の感想観ててシゲアキが出てると知り調べて確認するw後半のグレーな色彩のシーンだから見づらくて気付かなんだw
いわゆる62分目のどんでん返しがちょうど折り返し地点な時間配分だったけど、ちょっと後半が冗長的だった印象。
改めて思ったのは、加藤シゲアキすげえ。

  1. 2017/06/17(土) 00:25:33|
  2. 映画・ドラマ・舞台
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

『海街ダイアリー』

めっちゃ良い・・・!もっと早く観れば良かった。とりあえず二回観た。
美人四人姉妹。四人ともそこそこタイプっていう奇跡。
化粧っ気も薄いし服装もシンプルで(ほとんど家着だから)まぁ安い服じゃないだろうけどそれでも骨格とか肌が綺麗だから美しさが際立ってる。おでこも綺麗。
皆さりげない日常の演技力がすごい。四人だけじゃなくて風吹ジュンとかリリーフランキーとか樹木希林とか大竹しのぶとかサイドの演技も光ってる。何て事ない日常の会話だけど、しっかり人と人とが向き合って心を通わてる感じ。特に四人のそれぞれのやり取りは見てて自然と微笑んでる感じ。優しい世界。
リリーフランキーの博多弁良いなあと思って調べてみたらまさかの小倉www
鎌倉の風景が素晴らしい。特に梅雨から夏のシーン。
梅酒作りたくなる。縁側良いなあ。
綾瀬はるかのしっかりした長女っぷり。階段にきちんと雑巾をかけていく感じ。さりげない日常動作の手際が美しい。
長澤まさみの露出が素晴らしい。スタイル良過ぎ。
そして皆良く食べる。一緒に食べて関係が深まっていく感じ。夏帆とすずのちくわカレーのシーンとか。
中でも際立つ広瀬すず・・・!!演技してるのしっかり見たの初めてかも?綾瀬はるかと長澤まさみと夏帆を前にしても、まぁ歳が離れてるからあれだけど、際立つ美少女っぷり。鼻筋すごい好き。
桜並木を二人乗りしてるシーンとか、お風呂シーンとか、画面に見入ってしまうw
この作品で描かれている時間はこの姉妹達の人生のごく一部だけどかけがえのない時間なんだなあと。
BGMも良かったな。ピアノと弦楽器?エンドロールに菅野よう子さんの名前が。
  1. 2017/06/16(金) 22:17:00|
  2. 映画・ドラマ・舞台
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

『鳥打ちも夜更けには』金子薫

アリカ様がブログでべた褒めしていたので気になった作品。
さっと読めるこじんまりとした物語。装丁も文章も確かにセンスある。
そこまで面白いかと言われると・・だけど好きな世界観ではある。
架空の港町の、美しい蝶が舞う花畑で鳥を打つ男の話。
決して関わる事はなかった人の人生を覗き見したような感覚。
  1. 2017/06/12(月) 01:10:00|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:0

『ハリー・ポッターと呪いの子』

舞台用の脚本との事で少し読みづらかったけど、読み進めるにつれハリポタにはまってた頃の感覚が蘇ってきて嬉しかった。言葉にしづらいんだけどどうしようもない運命に引きずり込まれていく感じというか。
逆転時計でセドリックを死なせないようにしようとする中で現れた別の世界でヴォルデモートが生きており、ロンやハーマイオニーがディメンターに魂を吸い取られる場面は胸が詰まった。
そしてスネイプにまた会えたのは嬉しかった。普通なら決して知る事はなかった事実「ハリーの息子にスネイプの名がつけられている事」を知り誇りに思うと告げた最期はとても良かった。
過去に戻りすぐ近くで両親が殺されているのを耐えるハリーの辛さはいかほどか。
何だか、最後まで読み終わるとそのままハリーポッターシリーズをまた1から読み返したくなるような素敵な物語だった。読んでよかった。
  1. 2017/06/12(月) 01:10:00|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:0

『サンドラの週末』

まさかのフランス映画だった…!
マリオン・コティヤールって名前からしてそうだよな確かに。
マリオン綺麗。スタイル良い。化粧っ気ない格好だから尚更光る。
しかし辛気臭い作品だったな…予想外w
私は旦那さんの甲斐性の無さに失望しか感が大きかったんだけど、レビュー見てるとサンドラにイライラした、旦那さん優しいって意見が多くて意外…。
まぁこのレビュー男性率高そうだから偏ってる気はするけど。
フランスってこんなに貧しいのかな~貧富の差激しい?
一般的な生活水準が気になった。
  1. 2017/06/11(日) 20:49:31|
  2. 映画・ドラマ・舞台
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

『繕い裁つ人』

お気に入りに入るかなと思いきや一回で良いかな。
服を作る事に興味がないからいかんとも、、、
でも舞台が神戸で、おっ、と。
喫茶店サンパウロの丸ごとチーズケーキ、美味しそう私も頬張りた~いと思ったら映画オリジナルなんだねむむむ、、、。
  1. 2017/06/11(日) 20:44:53|
  2. 映画・ドラマ・舞台
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

『グランド・ブダペスト・ホテル』

映像が良い!これは繰り返し見たくなる。動く絵本みたい。セットが可愛い。
唐突にグロいシーンが放り込まれたりするけども。ちょっとコミカルに。
テンポが良いし、一つ一つのシーンがとても丁寧に作り込まれてる感じで見てて楽しい。
ど真ん中にアングルセットする感じがセンスを感じる。
さりげなく序盤に出てくるジュードロウも良い。
  1. 2017/06/04(日) 18:46:00|
  2. 映画・ドラマ・舞台
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

『サウンド・オブ・ミュージック』

intermissionが間に入る、3時間の長編ミュージカル映画。
おてんばな修道女が家庭教師として派遣された家の7人の子供達との交流やその父親である大佐との愛。
テンポよくて面白く観られた。意外とミュージカル苦手じゃない?日本語のミュージカルが苦手なだけなのかも。まぁ英語でも好きまでは行かないけど。敬遠するほどじゃないのかも。
大佐(クリストファー・プラマー)がかっこいい・・・!!これはときめく。
そして長女がめちゃ綺麗。シャーミアン・カー。檀れい似。青い目が綺麗。
徴兵招集から逃れるラスト、大佐撃ち殺されるんじゃなかろうかと思ったし、逃亡する途中で死ぬんじゃないかとヒヤヒヤしたけど無事逃げ切っててまさかのハッピーエンド・・・!
ミュージカル映画だからか?まぁでも、気持ち良い映画でした。

  1. 2017/06/04(日) 18:39:00|
  2. 映画・ドラマ・舞台
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ミュシャ展~スラヴ叙事詩~

人の多さエグかった(笑)
迷ったけど行っといて良かった。
人多いの苦手だしその日は帰ってきてもずっと頭痛してたけど、不可避であれば飛び込むしかなかろうて。見応えあったし価値はあった。

まず色使いがとても綺麗。
何とも言えない色合い。
蒼、翠、黄昏色、乳白色・・・ポストカード買わずにはいられなかった。
そして描き込みが凄い。パリで人気を博したアニメっぽいタッチも実はデッサンは物凄くて、引き算の絵なんだと知らされた。スラヴ叙事詩はデッサンに近くより写実的で、画力が存分に発揮されてる印象。
20枚の作品を16年かけて描きあげたスラヴ叙事詩。
チェコ以外の国で公開されるのは初めてとの事で、東京住んでて良かった。
  1. 2017/06/03(土) 00:00:00|
  2. 映画・ドラマ・舞台
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

『SE7EN』

デヴィッド・フィンチャー監督作品。
ゴーン・ガールの人だそうで、後味の悪さがピカイチ!
ゴーンガールすごい良かったので期待、結果期待を裏切らない救いの無い結末にゾクゾクした。
考察見ながらもっかい見たいな(Amazonプライム期限切れ)
  1. 2017/05/31(水) 18:36:58|
  2. 映画・ドラマ・舞台
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ナポリタン

オリーブオイルがなかったのでツナ缶のオイルで代用。
ピーマン、しめじ、ウィンナーを炒めてケチャップたっぷり、カラカラになってくるので牛乳を少しずつ。
ナポリタン風パスタ。
コンソメもウスターソースも味噌も使わず美味しく出来た!
ケチャップを消費したいときに良さそう。
  1. 2017/05/31(水) 14:26:57|
  2. 美味しいv
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

『きみに読む物語』

寝る前に何気無く見始めたらまるっと見てしまってめっちゃ泣く。そこそこ泣ける。
もう言うことなしのハッピーエンド。おじいちゃんおばあちゃんになって死ぬ時まで一緒。
レイチェル・マクアダムズ?めっちゃ可愛い。
まんべんの笑みが花のようにパッと咲く感じ。
この笑顔は勉強したい。
  1. 2017/05/30(火) 02:41:44|
  2. 映画・ドラマ・舞台
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

『エターナルサンシャイン』

ジム・キャリーとケイト・ウィンスレットの演技派すげえ。
ジムの冴えない中年ぷりがすごいし、ケイトの美しさはすごい。
どんどん消されていく記憶から逃げるシーンが印象的。
最初見た時??だったけど、解説とか見ながらもっかい見ると色々よく分かって、じんときた。
じわじわ良さが沁み込んでくる世界観。
一度付き合ってダメになった過去を知っても「オーケー」と、もう一度付き合ってみよう、って笑い合うラストが素敵。
希望がある。
  1. 2017/05/30(火) 00:25:24|
  2. 映画・ドラマ・舞台
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

『ドリームガールズ』

シナリオは普通かな?
歌が皆すごすぎた。
ビヨンセ美し過ぎる。生けるクレオパトラ。
途中ビヨンセのイメージビデオみたいになってたw
  1. 2017/05/30(火) 00:20:42|
  2. 映画・ドラマ・舞台
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

『Sweet November 』

キアヌリーブスとシャーリーズセロン。
見た事あるようなないような…
2001年。主題歌エンヤ。なつい。
割とよくある展開のお話。
綺麗な思い出で終わらせたいと、目隠しをして消えて終わる明け方のシーンは良かった。
  1. 2017/05/24(水) 22:09:39|
  2. 映画・ドラマ・舞台
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

『タイピスト!」

フランス映画だけど長くないしテンポ良くて面白い。
主人公可愛い。カラフルな映像。
タイピングってすげーな…
最終戦の気迫溢れる「タイプと一体化したような』タイピングは見てて引き込まれた。
  1. 2017/05/24(水) 08:06:27|
  2. 映画・ドラマ・舞台
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

『さいはてにて』

永作博美。コーヒー。海辺の町。
佐々木希可愛い。最強…。
しあわせのパンみたいなほっこり系かと思いきやちょっと暗め。
繰り返しは観なくていいかな。
  1. 2017/05/23(火) 13:40:01|
  2. 映画・ドラマ・舞台
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

『麻雀放浪記』

1984年!終戦直後の時代を描いてるから、もっと前かと思った。白黒…
The・ハードボイルド。
博打(主に麻雀)に取り憑かれた男達の話。
真田広之若い。イケメン。
途中でやめるかと思いきや何となく全部見てしまった。
良かった。
  1. 2017/05/13(土) 19:00:31|
  2. 映画・ドラマ・舞台
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

『SWORD FISH 』

ジョン・トラボルタ、ヒュー・ジャックマン、ハル・ベリー。キャスト豪華。
意外っていうほど意外なオチでもなかった。
シナリオはよくあるやーつだけど映像とか音楽とかスタイリッシュで楽しい。
ヒュー・ジャックマンがノリノリの音楽流してワイン飲みながら銀行口座をハッキング?するシーンが良かった。
  1. 2017/05/13(土) 18:41:35|
  2. 映画・ドラマ・舞台
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

『ピンクとグレー』加藤シゲアキ

すごく文章が読み易かった。
一作目とは思えない仕上がり。
各章のタイトルが飲み物の名前になってるのオシャレ。
時系列がバラバラになっていて、どうなるんだろうって気になる感じ。
そして中盤以降は涙が止まらなった。
最後どうなったのか解釈を読者にゆだねる感じも良い。
いやーちょっと衝撃だった。
他の作品も楽しみ。

  1. 2017/05/02(火) 15:46:00|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:0

明け方の青い色が好き。
ひたすらFF15をやりこむ日々。
この空気は、アフターダークを思い起こさせる。
  1. 2017/04/09(日) 05:18:02|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

情緒不安定。
システムがまた以前の古めかしいものに戻って、担当者とあーだこーだ。
久々だから免疫無くなってたから余計うああってなったのもあるだろうけど。そもそもが理不尽で、どうしてこうなるって。
ちゃんと事前に確認取らない私にも負い目はあるかな。
でもそもそも何で確認取らないといけないんだって。発注に必要な情報は書いてるでしょうがよ。それ以上に相手がやりやすいようにって、何でこっちが擦り寄ってないといけない?

孤独感がすごい。
誰もいない。
孤独って、一人でいる事じゃなくて、人といるのにどこか虚ろで、満たされない事を言うんだ。

弛む涙腺。
こんな時もある。春の憂鬱。
今やりたいのはFF15。ひたすらに無心で画面の中に没頭したい。まだ月曜。休みたい。
祝日無いのも、じわじわきてる。
  1. 2017/04/03(月) 16:07:37|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

『ハーモニー』伊藤計劃

名前が独特。トァンとかミァハとかキアンとか。
虐殺器官のが読み易かったかも。
でも脳に埋め込まれた物質によって、人を殺さないと自殺に追い込まれる、という終末的な展開とか、面白かった。
そしてずっとトァンの一人称で語られていた物語が最後、ハーモニー・プログラムが発動して自己を失う瞬間はカタルシスがあった。

  1. 2017/04/03(月) 15:45:00|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:0

『虐殺器官』伊藤計劃

才能のかたまりとしか言いようがない。
これを十日で書き上げるとか・・・
言葉の言い回しとか、漢字に英語のルビとか、そういうのが好きな人なんだなと。
村上春樹のように、滑らかに文章が生み出されてるような印象を受ける。
パッと見難しく感じるけど、あまり意味はないのかも。SFだし深く考えてもみたいな感じはある。
でも一つ一つの小物の設定の説得力は中々にすごい。
全体に漂うサイコパス感。
主人公クラヴィス・シェパードとウィリアムズとの文学的なやり取りが興味深かった。
プラハで墓を訪れたりと、カフカがよく引き合いに出されている。「城」「アメリカ」・・・
ジョン・ポールがよく読んでいたというJ・G・バラードの「太陽の帝国」は読んでみたいかも。
意識の在り処、とか、罪の意識とか、意思とは、色々考えさせられる。
痛覚マスキングによって、痛みはわかるが痛みは感じない処理を施された人間同士が戦う地獄絵図。
「虐殺の文法」の具体的な構造にもうちょっと踏み込んで欲しかったと思いつつ、まあでも難しいよな。
周りの人間が全て死に、母国を虐殺の混沌に落とすことで自分を罰するクラヴィス。
バッド・エンドゆえに後に残る。
評価されるのも納得。

  1. 2017/03/18(土) 15:28:00|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:0

『羊をめぐる冒険』村上春樹

三作目。前二作と比べて大分物語の「芯」のようなものがある。
写真に写った羊を探して北海道の山奥へ。
何だろう、この人の文章は心の側面にこびりついた雑多な感情をこそぎ落とすような作用がある。
読んでいくうちに心の中がしんとして、シンプルに、感覚が研ぎ澄まされるような感じ。
どこまでもつきまとう孤独の匂い。
好きだな。
  1. 2017/03/18(土) 15:27:07|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:0

東京女子図鑑。
東京タラレバ娘。
刺さりすぎ…笑
うあああってなる。
どうしたいのか、どうしていけばいいのか、
考えても答え出ないって、
人と会ってその場をしのぐ。
  1. 2017/03/03(金) 23:49:38|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

『PSYCHO-PASS ASYLUM 1』吉上亮


チェ・グソンのエピソードが凄まじかった…
精神的ダメージがすごい。
朝鮮半島から日本へ。妹スソンの拷問、変貌がもう…
ここまでの地獄ってあるのかな、と。
ここまで凄まじい経験をした後の世界の見え方は、どんなだろうって。読んで想像する事は出来るけど分かることは出来ない。
サイコパスを取り巻く世界がまた少し広がったような感覚。
後半の縢君の料理のエピソードにかなり救われた。バランス大事。
料理を楽しむ、味わう事を改めて考える。
  1. 2017/03/02(木) 22:05:56|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:0
次のページ